ベトナム旅行記3-2
アポをとった後、川を見に行くためにベトコムタワーを出て大体の方角を確認して歩いた。
道中幾つかお土産屋を見つけ、地球の歩き方で出ていたお土産屋街はこの辺かと確認して川の前まで辿り着いた。
しかし横断歩道はあっても信号がない。
六車線の車道で交通量も多い中これを渡らないと川の前まで行けないのかと悩んでいると若い女性が渡ろうとしている。
現地人か中国人かは分からなかったがこれ幸いと思いその人を囮にする形で大通りを横断した。
ベトナムで道路を横断する際、車やバイクは日本のように止まってくれることはまずない。
よって車やバイクが来なくなったことを確認して、あるいは交通量が減った所を見計らって横断するしかない。
慣れないうちは誰かが横断する時に一緒に渡ってしまえば良い。
そうして感覚を掴んでこの川沿いの通りを渡れるようになれば一人前だと個人的には思う。
少し話がそれたが横断して川を眺めた。
思っていた以上に汚いし、昼前の時間に行ったからか暑いうえに日差しを遮るものがない。
ここまで歩いて昨日の疲れも出たのか歩く気が失せたので帰りはタクシーを使うことにした。
タクシーというかGrabである。
昨日Grabが使えなかったので木陰で涼みながら初期設定をしたら無事登録ができたので試しにここからホテルまで乗ってみることにした。
ちなみにGrabのアプリの設定にはFacebookのアカウントを同期するか現地の電話番号からSMSをもらって登録するやり方があり今回は後者にした。
それも含めてベトナムでGrabを使う予定があれば空港でSIMを買う際に電話番号付きのを買わないといけない。
さてGrabと言ってるがこれは何かというと個人タクシーの配車アプリとでも言えばいいのか。
GPS情報が必要だが客が現在地から行き先をネット上の地図で選択して、あるいは入力するとその距離に応じた運賃が表示され(空港の入場料等は別だが)、それで了解すると近くのドライバーを探して今いる位置まで迎えに来て目的地まで運んでくれる。
ただ夕方の帰宅ラッシュ時と21時辺りは中々マッチングしないのと料金が割高になる。
割高になるといっても微々たる額だが。
ドライバーはGrabが面接して選んだドライバーでちょっと愛想のない人もいたが基本的にはしっかり送り届けてくれる。
というかしっかりドライバーも仕事をしないとお客を乗せ終わった後の相互評価システムで評価を下げられて仕事にならないからである。
逆に客も評価されるので下手なことをして評価が下がるとタクシーが来てくれなくなる。
この相互評価というか相互監視のシステムは目先の利益に飛びつきやすい、(それ故にぼったくりをするのであろうが)ベトナム人をうまく御していると私は思う。
別にベトナム人全てがそうではないが、そういう傾向があると断ってはおく。
ベトナムの道路横断とGrabについて書いていたら長くなったので明日続きを書く。