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厄除けに行きたい…

株式と経営の分離

 

 大統領選挙のことで前回書きたいことがあると言っていたが今回はそれを書こうと思う。

 

 最近の読書で知ったのであるが、著名な幾つかの経済学者は共通して資本主義の発展によって企業の株式と経営の分断が生じると指摘している。

 そして株式が投資・投機を含めた金融という側面と経営という産業の側面があったとしていずれ金融が拡大することによって産業>金融の関係が逆転し金融>産業になるがこれは由々しき事態を生み出すであろうという予言をしている。

 

 つまり実体経済から離れた金融や投機、投資といった株式の動きの規模と範囲が拡大し高速化することが実体経済の動きを撹乱させ混乱を生じさせる。

 

 80年代からアメリカはITと金融を重視させる方向に舵を切っていったといわれる。

 それは確かに一部の階層に富を生み出したが、他方で産業の衰退や中産階級の没落という犠牲が伴っていた。

 

 クリントンは80年代以降続くこの系譜を引き継いでいたとすれば(その影響下にあった勢力と換言しても良いかもしれない)、トランプはいわば翻弄され、苦渋を吞まされてきた産業の勢力である。

 アメリカの選挙において金融勢力の献金と影響力は大きいといわれているが、トランプはそういった勢力からの支援なしに自前の資金と家族の後援で選挙を戦ったということは何よりの証明ではないだろうか。

 これは金融勢力に対しての貸しを作らせて隙に付け入るという常套手段を防ぐことにもなるし、牽制にもつながる。

 また重要な会議をトランプ・タワーで行うということは情報の機密性を高めるとともに報道に対する防諜としての役割と選挙戦の報道に対する報復とも思える。

 

 さて今後トランプが大統領に就任したとして従来の主流派は様々な形で足を引っ張りにかかると思われる。

 意図的な議会の停滞や果ては暗殺といった手段に出る可能性もあると私は思う。

 

 トランプがプーチンを尊敬しているという発言は、プーチンがオリガルヒといわれるソ連崩壊に伴って権力を牛耳った勢力と戦ってきた経緯を知っているからだと私は思う。

 

 これからトランプは旧来の勢力を倒すないしは切り崩してその因習を正そうとしているのではないか。

 そしてどこまでそれを実行できるかが今後の重要な点であると私は思う。

 

 その変化が生じれば当然わが国も対応を改めなければならなくなる。

 

 これ以上手遅れにはならないでほしいと願っておく。